Metlivi ブログ

バーチャルペット機器用カスタムスタンドをかぎ針編みで作る方法

お使いのバーチャルペットに合うサイズのスタンドが見つからない場合は、画面、ボタン、充電ポート、ストラップ取り付け部に干渉せず、下端と背面を支える傾斜付きの小さなクレードルを手作りしましょう。まずは機器のサイズを測り、取り外し可能なしっかりとした芯材を包むようにぴったりサイズのカバーを編みます。バーチャルペット機器は形状や厚みがさまざまなため、スマホ用スタンドの目数をそのまま真似るよりも、シンプルなウェッジ(くさび)型のデザインを調整して作る方が簡単です。

2026年10月15日読了時間:6分Metlivi Editorial Team
セクション 1

携帯型バーチャルペットにはどんなスタンドが適している?

デスク用なら、前面にストッパー用の立ち上がり(リップ)があり、背面が斜めになっているウェッジ型が実用的な出発点となります。前面のリップは機器が前に滑り落ちるのを防ぎ、背面は画面が見やすい角度を保ちます。スマホスタンドの編み図でも同様の構造が使われています。PlanetJuneのデザインは平らな底面と綿を詰めた背もたれを組み合わせており、Nicki's Homemade Craftsは綿入りのウェッジ形状を採用しています。これらのパターンは構造の参考になりますが、スマホ向けの寸法や目数がそのままお使いの機器に合うとは限りません。PlanetJuneのかぎ針編みスマホスタンド、Nickiのウェッジ型スマホホルダー

バーチャルペットは丸みを帯びた形状をしていたり、リストバンド、ストラップホール、端付近に操作部があったりすることがあります。たとえば「Tamagotchi Uni」の説明書には、画面、3つのボタン、充電ポート、バンド取り付け位置が記載されています。そのモデル用のスタンドを設計する際は、これらの位置を塞がないようにしてください。お持ちのモデルの操作部や充電の仕様については、それぞれの説明書をご確認ください。Tamagotchi Uni 公式取扱説明書

セクション 2

編み方を決める前に機器のサイズを測る

実際に使用する状態(バンドやケースを外して使うなら外した状態、付けたままにするなら付けた状態)で機器のサイズを測ります。幅、高さ、厚さを記録してください。また、画面、ボタン、ポート、ストラップ取り付け部、丸みのある縁がどの位置にあるかも確認しておきます。商品の写真や他の機器用のパターンの寸法をあてにしてはいけません。厚みが少し違うだけでも、クレードルの保持力に影響が出ます。

紙や厚紙の切れ端に機器の外形をなぞり、塞いではいけない部分に印を付けます。画面や操作部を隠さずに前面のリップをどのくらいの高さにできるか、背面を本体のどの位置に安全に当てられるかを決めます。機器を立てて置きたい場合は、編み始める前に折った厚紙などを使って立てかける角度を見積もっておきましょう。決まったパターンのゲージではなく、この厚紙で作ったモックアップの形状とサイズこそが設計の基準になります。

セクション 3

糸と芯材を選ぶ

しっかりとした編地になる滑らかな糸を選び、軽く力を加えても伸びたりたるんだりしないか、小さなスワッチ(試し編み)を編んで確認します。PlanetJuneでは、すっきりとした仕上がりにするためにコットン糸を推奨しており、形状を保てるだけの硬さが必要であると説明しています。スタンドカバーには目の詰まった細編みが適しています。スワッチに大きな隙間ができたり頼りなく感じられたりする場合は、小さめの針を使用してください。PlanetJuneの材料とゲージに関する解説

細身の背もたれは、かぎ針編みだけでは直立を保てないことがあります。プラ段(プラスチック段ボール)や頑丈な厚紙を背面のポケットに収まるサイズに切ったものなど、取り外し可能な硬い中敷きの使用を検討してください。中敷きが機器本体に直接触れないよう間に編地の層を挟む設計にし、芯材の確認や交換ができるようポケットから取り出せるようにしておきます。参考にしたスマホホルダーのパターンのように、綿を詰めることで柔らかく形を整えることもできますが、へたってしまう可能性があります。機器を乗せてみて問題がないか、完成後にしっかり確認しましょう。

セクション 4

段階を踏んでぴったりサイズのクレードルを編む

まずは底面から始めます。機器の下端よりも広く、スタンドの接地面として安定する平らな長方形または楕円形を編みます。測った幅を目安にしつつ、機器がきつくなりすぎないよう少しゆとりを持たせます。必要なゆとりの程度は糸や編む強さによって異なるため、特定の目数が特定の寸法になると決めつけず、編み地と型紙や実機をこまめに合わせながら進めましょう。

次に、底面の前端に沿って少し高さを出した立ち上がりを作り、前面のリップとします。画面にかかったりボタンを塞いだりすることなく、機器の底端をしっかり受け止められる高さにしてください。背面サポートは、しっかりとした別パネルとして編むか、取り外し可能な芯材を入れるポケットとして編みます。厚紙のモックアップで決めた角度に合わせて、底面の後ろ側に取り付けます。背面パネルがねじれる場合は、底面とパネルの間に編んだ小さな三角形を縫い付けて、側面の補強(筋交い)とします。

すべての糸端の始末をする前に、平らな場所にスタンドを置き、機器をセットしてテストします。底面がガタつかないか、背面が倒れすぎていないか、リップから機器が滑り出さないかを確認してください。パネルの角度や補強の位置を調整した上で、しっかりと縫い合わせます。機器が当たる部分に装飾的な凹凸を作ると、接触が不均一になってグラつく原因となるため避けましょう。

セクション 5

操作、充電、取り出しを妨げない工夫

機器をスタンドにセットし、画面全体が見えるか、すべてのボタンを押せるか、編地を引っ張ることなくスムーズに取り出せるかを確認します。充電ポートやストラップ・バンドの取り付け部についても、機器の説明書と照らし合わせて確認しましょう。たとえばTamagotchi Uniの説明書には、充電前にバンドを取り外すよう記載されています。そのため、このモデル用のスタンドはバンドを挟み込んだり、取り外しにくくしたりしない構造にする必要があります。お使いの機器の説明書に従ってください。Tamagotchi Uni 取扱説明書

スタンドをデスク上で使う予定なら、実際に使用する場所でテストしてみましょう。触れていないときは安定して直立していても、ボタンを押したときに倒れてしまうことがあります。底面を手で支えながら、届く範囲のボタンをひとつずつ優しく押し、必要に応じて底面の接地面積を広げたり補強を追加したりして調整してください。これは実際の使用感を確かめるための確認作業であり、落下を完全に防ぐ保証ではありません。万が一にも硬い床の上に落ちることがない安全な場所に置いて使用してください。

セクション 6

フィット感と安定性のトラブルシューティング

機器が前に滑り落ちてしまう場合は、前面のリップを少し高くするか、背面の傾斜を急にします。ガタつく場合は、底面を平らにするか幅を広げ、縫い目が均一になっているか確認してください。背面が倒れてしまう場合は、編地をより硬く編み直すか、取り外し可能な芯材を入れるか、側面に補強パーツを追加します。機器が取り出しにくい場合は、画面や操作部を無理に引っ張るのではなく、側面のゆとりを大きくしてください。

別の機器用に作る場合は、目数を流用するのではなく、採寸とモックアップの工程をもう一度やり直しましょう。小さな卵型のバーチャルペットの場合、スマホのような直線的なリップではなく、浅いポケット形状にしたり幅の広いカーブ状のストッパーにしたりする必要があるかもしれません。目標は、機器の輪郭や操作部に合わせた形状にし、普段使いで倒れないだけの支持力を備えつつ、スムーズに取り出せるゆとりを確保することです。

セクション 7

出典

関連記事

このテーマをさらに見る