ゲーム部屋を洗練された空間に見せるゲーム機&コントローラーのディスプレイ術
ゲーム機やコントローラーをゲーム部屋に美しくなじませるには、明確な定位置を決め、用途ごとにまとめ、各セットアップが引き立つよう十分な余白を残すことが大切です。まずは最もよく遊ぶ機器から配置を決め、通気性や配線へのアクセスを考慮して設計した上で、部屋のカラーや素材感と調和する小物を控えめに取り入れましょう。目指すのは、プレイするたびに並べ替える必要のない、実用性を兼ね備えたディスプレイです。
まずは部屋のメインとなるゲーム環境から整える
はじめに画面と主な視聴位置(座る場所)を決めましょう。その画面に接続するゲーム機は、ゲームの出し入れや交換、周辺機器の接続、電源ボタンの操作がしやすい、最も手の届きやすい場所に置く必要があります。コントローラーもすぐ手の届く場所に置いておきましょう。部屋の反対側にきれいに飾られたコントローラーは、見た目は整っていても、すぐに不便さを感じるようになります。
複数のゲーム機をお持ちの場合は、どれを現役で使用し、どれを主にディスプレイ用にするかを決めます。現役のゲーム機には、棚やキャビネットの中で最も使いやすい位置を割り当てましょう。使用頻度の低いハードは、下段の棚や別の本棚など、サブゾーンにまとめて配置します。こうして実用的な優先順位をつけることで、メインのセットアップが際立ちつつ、コレクションを美しく見せるスペースも確保できます。
機器のサイズに合った家具を選ぶ
棚やテレビ台を選ぶ前に、ゲーム機、ドック、コントローラー、そして接続に必要なケーブルの長さを測りましょう。幅だけでなく棚の奥行きも確認することが重要です。ゲーム機がはみ出さずに安定して置けるか、背面にプラグやケーブルを逃がすスペースがあるかを確かめてください。掃除のために本体を取り出したり、端子類に手が届く隙間も確保しておきましょう。
オープンシェルフは機器が見えやすく手に取りやすい反面、ケーブルや周辺機器も目に入りやすくなります。扉付きキャビネットなら視覚的な雑然しさを隠せますが、扉や狭い収納スペースによって通気やアクセスのしやすさが損なわれる場合があります。扉付きキャビネットを使用する場合は、扉を閉めた状態で使用する前に、各ゲーム機メーカーの設置ガイドラインを確認してください。家具はゲーム機が本来置かれるべき状態をしっかり支えられるものを選びましょう。不安定な棚やサイズの合わない棚に大きな本体を載せるのは避けてください。
飾る前に通気性を確保する
通気性の確保は仕上げの微調整ではなく、レイアウトの必須条件です。ゲーム機のデザインや設置基準はモデルごとに異なるため、必ずお手持ちの正確なモデルと設置方向(縦置き/横置き)に合わせたサポートページや取扱説明書を確認してください。例えばPlayStationによると、PS5の周囲には各側面に少なくとも10cmの空間を空け、側面や背面の通気孔を塞がないようにし、狭い場所や窮屈な空間を避けるよう案内されています。これらはあくまでPS5向けの基準であり、他のモデルでも同じ隙間で十分だと決めつけないようにしましょう。PlayStation:PS5から異音がする場合
装飾用の小物、布類、積み上げたゲームソフトなどを通気孔の近くに置かないでください。熱がこもりやすい場所や、ホコリの掃除がしにくい場所への設置も避けましょう。キャビネット内に収納したい場合は、メーカーの指示に照らして構造と通気性がその機器に適している場合のみ選んでください。設置条件を満たせない場合は、オープンシェルフを使うか、ゲーム機の置き場所を変更しましょう。
ゲーム機とコントローラーを用途ごとにグループ分けする
各ゲーム機と専用アクセサリは、ひとまとまりのグループとして扱いましょう。コントローラーは同じ棚の上や、近くのトレイ、スタンド、引き出しなどに配置します。普段使うコントローラーは手の届きやすい場所に置き、予備のコントローラーはディスプレイ全体に散乱させず、まとめて収納しておきます。
シンプルなレイアウト例としては、棚の片側にメインのゲーム機を置き、その横に普段使いのコントローラー2台を並べ、少し間隔を空けて2台目のハードを配置する方法があります。コレクションを飾る場合は、プラットフォームや年代ごとにグループ化すると、なぜそれらが一緒に並んでいるのかが一目で伝わりやすくなります。また、見た目が似ているアクセサリもまとめておきましょう。同じデザインのコントローラーはコンパクトに1か所にまとめ、個性的でカラフルなものは際立つようにスペースを空けて配置するのがおすすめです。
余白、高さ、カラーを使って統一感を生み出す
アイテムがどんなにきれいに並んでいても、棚全体が窮屈に見えてしまうことがあります。インテリアデザイナーのエミリー・モス(Emily Moss)氏は、アイテムをいくつかのグループに分け、グループ同士の間や棚の端に余白を残し、配置する物の高さや幅に変化をつけることを推奨しています。これをゲーム部屋に応用すると、ゲーム機、コントローラー、フィギュア、ゲームソフトのパッケージなどが視覚的な抜け感なく延々と一列に並んでしまうのを避ける、ということになります。Emily Moss Designs: Shelf Styling 101
まずは最も大きなアイテムであるゲーム機本体から配置を決め、その周りに小さめのアイテムを加えていきます。棚ごとに飾る内容に変化をつけましょう。ある棚にはゲーム機とコントローラーを、別の棚には少量のゲームソフトを、さらに別の棚にはオブジェを1点だけ飾ったり額装したゲームのアートワークを飾ったりします。ブラックの機器に温かみのあるウッド調の棚を合わせるなど、1〜2種類の色や素材を繰り返して取り入れることで、すべての棚を同じにしなくても異なるゲームシステム同士に統一感を持たせることができます。
どのくらいの空きスペースを残すべきかについて、厳密な決まりはありません。コントローラーをサッと取りやすく、通気性がしっかり確保され、各グループが独立して引き立つ程度の「息抜きの空間」を意識してください。あるアイテムが浮いて見える場合は関連するアイテムと一緒にまとめ、複数のアイテムがごちゃついて見える場合は、1つ取り除くか別の場所に移動させ、部屋の入り口から全体のバランスを再確認してみましょう。
配線も最初から計画に組み込む
最後に飾る小物を配置する前に、ケーブルの配線を済ませておきましょう。電源ケーブルやディスプレイケーブルは、可能な限り家具の背面や後縁に沿ってまとめつつ、メンテナンス時にゲーム機を手前に引き出せるだけのたるみ(余裕)を持たせておきます。適切なケーブルクリップや結束バンドを使って余分なケーブルが前面に垂れ下がるのを防ぎますが、どのケーブルか判別できなくなったり抜き差しが難しくなったりするほどきつく曲げたり束ねたりしないように注意してください。
複数のゲーム機で同じ画面やAVアンプを共有している場合は、ケーブルの両端にラベルを貼っておくと便利です。コンセントや電源スイッチへの動線を塞がないようにし、手の届かない家具の裏などにACアダプターを挟み込まないようにしましょう。簡単にコンセントを抜いたり配置換えができる状態を保つことが大切です。普段の使い勝手を損ねてしまっては、すべての配線をきれいに隠しても意味がありません。
最後に「使い勝手」と「見栄え」をチェックする
配置が完了したと思ったら、プレイヤーとしての視点と、部屋を眺める視点の両方からテストしてみましょう。いつものゲームポジションに座り、コントローラーに手が届くか、本体のボタンや端子にアクセスしやすいか、画面を遮るものがないかを確認します。次に部屋の入り口に立ち、メインのセットアップに明確なフォーカスポイント(視線を集める場所)があるか、予備のアクセサリがただ放置されているのではなく意図してまとめられているように見えるかをチェックします。
ゲーム機の電源を入れ、近くの物や家具によって通気が妨げられていないかを確認してください。ケーブルが歩行の邪魔になっていないか、コントローラーを持ち上げたときに棚がぐらつかないかも確かめます。どれか1つでも気になる点があれば、まずは機器の配置を見直し、その新しい位置に合わせて周囲を飾り直しましょう。「配置する、接続する、試す、飾る」というこのシンプルな手順を踏むことで、日常的に使いやすく、意図の感じられる洗練されたディスプレイが完成します。
洗練されたゲーム部屋をつくるために、すべてのゲーム機やコントローラーを表に出して見せる必要はありません。よく使う機器には実用的な定位置を与え、それ以外は丁寧にグループ分けし、各モデルに必要な隙間とアクセスのしやすさを確保しましょう。座ったときには使いやすく、入り口から見たときには美しく整っている。そうすることで、機器類はただ一時的に置かれたコレクションではなく、部屋の一部としてしっくりとなじむようになります。
