ネット通販で服を買う前に手持ちのぴったりな服を採寸する方法
オンラインの商品を手持ちの気に入っている服と比較するには、服を平置きにして採寸し、その数値をショップ独自の商品サイズ表と照らし合わせます。平置き幅と一周の周囲長を混同せず、同じ測定位置と縫い目同士を比較してください。商品の仕上がりサイズ表は服そのものの寸法を示し、ヌードサイズ表は着用する人の体型を示します。この方法で候補を絞り込むことができますが、異なるシルエットや生地においてまったく同じ着心地が保証されるわけではありません。
適切なサイズ表を確認することから始める
検討している商品のサイズ情報を開き、記載されている数値が何を表しているかを確認しましょう。ユニクロでは、ヌード寸法と仕上がり寸法(商品実寸)を区別しています。後者は完成した衣服そのものの寸法であり、手持ちの類似アイテムと比較するためのものです。また、デザインや素材によって寸法や着心地が異なる場合があるため、該当商品のサイズ表を参照することを推奨しています。([ユニクロ:サイズガイド(ヌード寸法と仕上がり寸法について)](https://faq-ph.uniqlo.com/articles/en_US/Knowledge/Size-Chart-Body-and-Product-Measurement-and-MySize-Assist-Guide))
シャツの平置きの身幅と、体の胸囲(バスト/チェスト)を直接比較してはいけません。それらの数値はまったく別のものを表しています。ページにヌードサイズ表が表示されている場合は、求められている体の部位を採寸した数値を基準にします。仕上がり寸法が表示されている場合は、基準となる手持ちの服の採寸値を使用してください。両方の表を掲載しているショップもあるため、サイズを選ぶ前にどちらの表を見ているのか必ず確認しましょう。
似たアイテムを平置きにして採寸する
購入したいアイテムとシルエットや用途が近い、清潔な服を選びましょう。ゆったりしたTシャツを選ぶなら、タイトなシャツやスウェットシャツよりも、同じくゆったりしたTシャツを基準にする方が適切です。ボタンやファスナーを閉じ、生地を引っ張らずにシワを伸ばし、平らな場所に平置きにします。柔らかいメジャーを使用し、サイト上の表記単位を確認して、必要に応じてインチとセンチメートルを換算してください。
[SANVTの採寸ガイド](https://sanvt.com/pages/how-to-measure-a-garment-correctly)では、服を平置きにし、図に従って各部位を測り、その数値を該当商品のサイズ表と比較することを推奨しています。各部位はショップのガイド図に従って測りましょう。たとえば「胸囲(身幅)」は両袖の付け根の下を一直線に測った平置き幅を指すこともあれば、別のサイズ表では定義が異なることもあります。チャールズ・ティリット(Charles Tyrwhitt)では、シャツの胸幅を周囲長ではなく、脇の下の袖の縫い目間を平置きで測った数値として説明しています。([チャールズ・ティリット:シャツの採寸方法](https://www.charlestyrwhitt.com/us/editorial-style-tips/how-to-measure-for-a-shirt.html))
同じ条件の部位を1点ずつ比較する
始点と終点を揃え、対応する寸法同士を比較します。Tシャツの場合、ショップの図に記載されていれば、身幅、肩幅、着丈などが有用な比較対象になります。パンツの場合は、ウエスト、股上、股下、裾幅などの定義がサイズ表に明記されており、手持ちの服でも同じ位置が特定できる場合にのみ比較してください。見慣れた部位の名称よりもショップの採寸図が優先されます。異なる採寸方法に対して同じ用語が使われていることもあるためです。
平置きの幅は周囲長ではありません。基準にするシャツを平置きにして測った身幅が52cmだった場合、それは「幅」であり、胸囲が52cmという意味ではありません。平置き幅を2倍にした数値は、服が均等に平らになっており、表裏同じ位置を測っている場合にのみ、服のおおよその周囲長になります。商品のサイズ表と手持ちの服の双方が同じ平置き幅を示している場合は、通常このような計算をする必要はありません。
寸法の差から実際の着用感を推測する
愛用のTシャツの身幅が52cmで、商品のサイズ表の同じ位置に54cmと記載されているとします。この場合、商品のほうが平置きで2cm広くなります。ショップが両方の服を同じ方法で採寸していると仮定すれば、これは胸まわりにゆとりがあることを示す具体的な比較になります。ただし、これだけで全体のフィット感がわかるわけではありません。身幅が近くても着丈や肩幅が異なる場合があるため、それらの部位も必ず確認してください。
パンツの場合、ウエストの寸法だけでは股上、ヒップ、太もも(わたり)、脚のラインなどの着用感を判断することはできません。理想とする履き位置や動きやすさに関わる重要な部位を比較し、商品のカッティングの説明や採寸図を確認しましょう。サイズ表に重要な部位の記載がない場合は、当て推量で購入するのではなく、ショップに問い合わせるか、比較材料が不完全な状態であることを意識してください。
素材、カッティング、個体差を考慮する
数値が近いことはあくまで役立つ目安であり、万能なサイズ換算ではありません。伸縮性のあるジャージー素材は張りのある織物素材とは着心地が異なり、リラックスフィットやオーバーサイズの商品はデザイン段階からゆとりを持たせて作られています。ユニクロは、商品の仕上がり寸法はデザイン、フィット感、素材によって異なり、製品ごとに約1〜2cmの寸法差(個体差)が生じる可能性があると明記しています。なお、この許容範囲はそのガイド内のものであり、すべてのショップに自動的に当てはまるわけではありません。
可能な限り、似た素材や似たタイプの服同士を比較してください。手持ちの服に伸縮性があり、新しい商品にない場合、平置きの寸法が同じでも着用感は異なる可能性があります。また、インナーとして着るのか、重ね着するのか、ゆったりと1枚で着るのかなど、普段の着こなし方も考慮しましょう。あるブランドのSサイズやMサイズを別のブランドのサイズに正確に換算できる決まったルールはありません。商品固有のサイズ表と、重視したい実寸値を基準に判断してください。
