絵が描けなくてもできる!テキストだけのバレットジャーナルの始め方
バレットジャーナルは、手書きの文字、シンプルな記号、ページ番号、そして短いインデックス(目次)だけで始めることができます。絵を描く必要はありません。このメソッドの本質は、タスク、イベント、メモを短い箇条書きで記録し、整理して、後から見つけられるようにすることです。公式メソッドでは「ラピッドロギング(迅速な記録術)」を短く箇条書きにすることと定義しており、インデックスのガイドでも、単にトピックとページ番号を記録するだけでよいとされています。まずはそれらの基本から始めましょう。装飾は楽しめると感じたときにだけ加えれば大丈夫です。
メソッドに必要なものと、単なる装飾の違い
ネット上で紹介されるバレットジャーナルは、イラスト入りのカレンダー、凝ったレタリング、色分けされたトラッカーなどで飾られていることがよくあります。それらはノートを自分好みにカスタマイズする方法の1つではありますが、このシステムを使うための必須条件ではありません。初心者向けの公式FAQにおいて、ラピッドロギングは短く箇条書きにしたエントリを用いてタスク、イベント、思考を記録する方法であると説明されています。インデックスの説明も同様に実用的で、インデックス用のページを確保し、トピックとそれが掲載されているページ番号をリストアップするだけです。
この違いは、初心者にとって役立つ判断基準になります。そのページが必要な情報の記録や検索に役立っているなら、それはノートにとって意味があります。しかし、「ノートはこうあるべきだ」という見た目のイメージのためだけに作っているなら、省いてしまって構いません。公式のインデックスのページでは、このメソッドの考案者としてライダー・キャロル氏を紹介しています。絵のスキルや特別な美しさは、始めるための条件ではありません。
必要なページだけをセットアップする
ページ番号が書き込めるノートであれば、どんなものでも使えます。あらかじめ番号が印刷されていない場合は、各ページを使うときに隅に小さな番号を書き込んでいきましょう。始める前にノート全体の全ページに番号を振る必要はありません。参考までに、ロイヒトトゥルム1917(Leuchtturm1917)からはページ番号が最初から印刷された206ページのバレットジャーナル用ノートが販売されていますが、これは番号入りの製品の一例に過ぎず、必須の購入品ではありません。
最初の2ページをインデックス(目次)用に確保します。それぞれのページの上に「Index」と書きましょう。これで始めるための十分なスペースが確保できます。もしページが埋まってしまったら、別の空白ページでインデックスを続ければ問題ありません。公式のインデックス手順でも、最初の数ページを空白にしておき、ノートを使いながらトピックとページ番号を書き足していくことが推奨されています。
次のページに、見出しとして今日の日付を書きます。その下に、1行に1項目ずつ、わかりやすい言葉で記録していきます。メソッドのラピッドロギングのガイダンスでは、タスクの箇条書きに「点(・)」を、完了したタスクには「×」を使うことになっています。また、将来の日付に移動したタスクには「矢印(→)」を用います。これらの記号を使ってもよいですし、記号の種類が多いことが手間に感じるなら、言葉と点(・)ひとつだけで始めても構いません。
例:
この例では、タスク、イベント、メモをシンプルに区別しています。文言やサンプルの項目はあくまで一例です。覚えやすい記号の組み合わせがあれば、自由に変えてみてください。実用上の重要なポイントは、記号によって項目を素早く見分けられるようにし、具体的な内容は言葉で説明するということです。
ノートとともに育つ小さなインデックスを使う
後から見返したいページを作成したら、そのトピックとページ番号をインデックスに追加します。事前に関連するカテゴリーをすべて予測しようとする必要はありません。たとえば、4ページ目に「アパートの修繕」というページを作成したら、インデックスに「アパートの修繕 — 4」と追加します。後から12ページ目にその続きを書いた場合は、エントリを「アパートの修繕 — 4, 12」と更新します。
これは公式のインデックスのガイドラインに沿った方法です。トピックとページ番号を記載し、コレクションが連続したページにわたる場合は範囲で示します。途切れながら続くトピックについて、公式サイトの例では離れたページ番号を並べて記載できることが示されています。インデックスは検索用のツールなので、自分が理解できる短いラベルで十分です。
便利な判断基準として、「再び戻ってくる予定があるページ」をインデックスに登録するとよいでしょう。1回限りの毎日のデイリーログには、個別のインデックス行は不要かもしれません。しかし、プロジェクト、参照リスト、一連のメモなどは登録しておくと便利です。このルールはインデックスの目的に基づく編集上の提案であり、メソッドの厳密なルールではありません。迷ったときは最初は登録せず、後からそのページを探す必要が出てきた際に追加すれば大丈夫です。
実践例:手描きのレイアウトを使わない1週間
毎日のタスクと、週末の旅行計画に関するメモを1冊のノートで管理したいとします。まずインデックス用の2ページを用意し、次の空白ページに今日の日付を書いて、短いエントリをいくつか記入します。4ページ目に、シンプルなリストで「週末の旅行」のコレクションを始めます。
インデックスに「週末の旅行 — 4」と追加します。リストが5ページ目に続く場合は、ページ上部にページ番号を書き、インデックスに「週末の旅行 — 4–5」と書き加えます。後から11ページ目に旅行のメモが出てきたら、インデックスのエントリを「週末の旅行 — 4–5, 11」に変更します。
週末になったら、タスクの記号を見直します。完了したタスクには、公式の記号に従って「×」をつけるか、単純に取り消し線を引きます。終わらなかった項目については、それがまだ重要かどうか、そしていつ処理するかを判断します。メソッドでは、関連する未完了のタスクを「移動(マイグレーション)」すると説明されています。このシンプルな例では、タイミングの判断はお任せします。タスクを翌日のログや将来の日付のページに移動し、決めた記号を一貫して使用してください。週のレイアウトを描き直したり、計画通りにいかなかったページを作り直したりする必要はありません。
この設定は、始めるための一連のサイクルを示しています。項目を記録し、繰り返し参照するテーマには必要に応じて個別のページを割り当て、そのページをインデックスに記録し、探すときはインデックスに戻る。描画ツールや、あらかじめ用意されたテンプレート、白紙ページの装飾などは一切不要です。
最初のバージョンは維持しやすい状態を保つ
最初の数日間は、「毎日のログに日付を入れる」「タスク/イベント/メモを短く書く」「使用したページに番号を振る」という3つのことだけを試してみてください。後で見返す価値のあるトピックができたら、確保しておいた2ページのインデックスを活用しましょう。基本に慣れてきたら、マンスリーログ(月間ログ)やその他のコレクションが自分にとって本当に役立つかどうかを判断してください。公式のマンスリーログのガイドにはカレンダーとタスクリストが含まれると記載されていますが、月単位の表示が必要だと実感する前にその見開きページを作成する必要はありません。
ページ番号を書き忘れた場合は、気づいたときに追加すれば問題ありません。記号の好みが変わったら、新しい記号を選んでそのまま書き進めましょう。ノートの統一感を保つためだけに、過去のページを書き直すことに時間を費やさないでください。手書きの癖、取り消し線、不揃いな文字の間隔などは、実際に使われているノートの自然な姿です。このスターターシステムの目標は、自分が読める程度にエントリを記録し、後からトピックを見つけられるようにすることです。装飾のアイデアに惹かれるなら追加の楽しみとして試してみてもよいですが、それによって始めるのが億劫になるなら、思い切って省略しましょう。
