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リソグラフ表紙とコピー機本文によるZINE用紙の選び方

リソグラフ印刷の表紙とコピー機印刷の本文で小さなZINEを作る場合は、まず2種類の用紙を用意しましょう。リソグラフに通して印刷できる非塗工の表紙用用紙と、折りやすくコピー機に対応した本文用用紙です。最初のテストとしては、表紙に150~200 gsm前後、本文に75~90 gsm前後の用紙を使うのが実用的です。これらはあくまで目安であり、機械の絶対的な限界値ではありません。実際に使用するリソグラフやコピー機の仕様を確認し、本番用の用紙をまとめて購入する前にサンプルを印刷して折ってみてください。

2026年10月15日読了時間:6分Metlivi Editorial Team
セクション 1

手触りよりも、まずは印刷機への適合性で選ぶ

リソグラフの機種によって対応範囲は異なります。RISOのあるSEシリーズモデルは46~210 gsmに対応していますが、CV1200は35~128 gsm対応です。ある機種の範囲内であっても、別の機種では対応外になることがあります。また、規定のサイズや連量(厚み)の範囲内であっても、用紙の種類や保管状態によって給紙具合が変わる場合があります。厚めの表紙を選ぶ前に、ショップや印刷機のオペレーターに対応可能な用紙の制限を確認してください。RISO SE specificationsおよびRISO CV1200 user guideを見れば、一律の坪量推奨値だけを頼りにするのがなぜ危険かが分かります。

リソグラフには、非塗工紙を選ぶのが適しています。ある大学の印刷工房のガイドでは、ツルツルした紙や塗工紙(コート紙など)を避けるよう推奨しており、リソグラフスタジオの解説でも、インクの擦れを防ぐために吸水性のある非塗工紙を使用すると説明されています。軽くテクスチャのある用紙やベラム仕上げの用紙は一つの選択肢ですが、滑らかな非塗工紙も使えます。表面の質感によって仕上がりの見た目が変わるため、仕上げの名称だけで判断せず、校正刷りで確認してください。University of Utah Marriott Library Risograph instructions、Risolve Studio paper guide。

コピー機には、その機械の仕様に記載されている用紙タイプと連量のものを使用してください。「カバー(表紙用)」と記載されている紙は、たとえリソグラフで通せたとしても、コピー機の給紙経路を通すには硬すぎる場合があります。また、用紙パッケージの重さ表記は基準寸法(四六判、菊判、ポンドなど)によって異なる場合があるため、可能な限りgsm(坪量)で比較してください。「60 lb」と書かれていても、用紙のカテゴリーが異なれば同じ厚さとは限りません。

セクション 2

折りやすさと扱いやすさを考慮して表紙の厚みを選ぶ

表紙は本文ページとは異なる手触り感を持たせたいものですが、背割れしたり折りにくかったりすることなく、冊子全体を包み込める必要があります。コンパクトな中綴じZINEの場合、まずはリソグラフに対応した150~200 gsm前後の非塗工紙からテストを始めてみてください。これは実用的な目安であり、機械の固定された仕様値ではありません。より厚い用紙を推奨するスタジオもあれば、上限値がもっと低いリソグラフ機種もあります。RISO SE specifications

200 gsm前後の厚手の用紙は、より板紙に近い質感になり、特にページ数の多い厚い冊子ではきれいに折るのが難しくなることがあります。折り目をシャープにするにはペーパークリーサーやボーンフォルダー(へら)を使い、折ったサンプルにひび割れが生じないかテストしてください。デザインにインクのベタ面(広い濃色エリア)が多い場合は、仕上げた表紙を重ねる前に、校正刷りで擦れや色移りがないか確認しましょう。ユタ大学のガイドでも、ツルツルした用紙や塗工紙は擦れのリスクがあると指摘されており、印刷結果は用紙と設定に大きく左右されます。

セクション 3

本文はコピーや折り加工がしやすい薄さに抑える

薄めの一般的な本文であれば、コピー機に対応した75~90 gsmの普通紙(非塗工紙)を試してみてください。ページ数が多い冊子の場合、用紙を薄くすることで背の厚みが抑えられ、ページがめくりやすくなります。裏抜け(裏写り)が目立ったり頼りなく感じられたりする場合は、もう一段階厚い用紙をテストしてみてください。ただし、コピー機で確実に通せると決めつけないようにしましょう。ゼロックスの用紙ガイドによると、コピー機での通紙性は剛度(コシ)や紙目などの特性に左右され、厚い用紙は一部の機器で給紙トラブルや印刷品質の低下を引き起こす可能性があると記されています。Xerox Color Materials Usage Guide

本文が主に文字やシンプルな白黒画像の場合は、コピー用紙が手頃な基準となります。より滑らかで白色度の高い用紙を使うと小さな文字がくっきりと見えやすくなり、色紙や質感のある用紙を使うとコントラストや画像の風合いが変わります。仕上がりはコピー機の設定や状態にも左右されるため、実際に使用する用紙に代表的なページをコピーして確認してください。細い文字、グレーのグラデーション、ベタ黒、裏抜けの有無をチェックしましょう。本文を用紙の特定の色味に合わせたい場合は、画面のプレビューで予想するのではなく、サンプルを実際に試してください。

セクション 4

紙目を折り目と給紙方向に合わせる

紙は、紙目(繊維の方向)に沿って折るとよりきれいに折れます。RISOのCV1200マニュアルには、給紙トラブルを減らすために紙目を給紙方向と平行に合わせるよう記載されています。またゼロックスのガイドでは、順目(紙目と平行)に折ると滑らかになり、逆目(紙目と直交)に折ると粗くなりひび割れしやすいと説明されています。RISO CV1200 user guide、Xerox Color Materials Usage Guide

冊子を作る際は、印刷機の規定の給紙方向にも従いつつ、可能な限り背の折り目と紙目が平行になるように計画してください。紙目が明記されていない場合は、用紙サプライヤーや印刷オペレーターに確認しましょう。簡易的に確認するには、用紙を縦横それぞれの方向に軽く曲げて比べてみてください。通常、順目方向の方がスムーズに曲がります。機械に必要な給紙方向と完成冊子の折り目を混同しないように注意してください。両方の条件を満たすために、用紙の断裁や面付けの工夫が必要になる場合があります。

セクション 5

まとめ買いをする前に、実際の工程を一通りテストする

予定しているページ数と仕上がりサイズで、ダミーの束見本を1冊作成してください。候補となる用紙を数枚セットし、リソグラフで代表的な表紙を印刷し、本文ページをコピーして、本番と同じ手順で製本・丁合してみます。給紙エラー、紙のカール、トナーやインクの汚れ、可読性、裏抜け、折りのひび割れ、閉じた冊子が無理なく平らになるかを確認しましょう。

共同利用のリソグラフやコピー機を使用している場合は、使い慣れていない用紙を試す前にオペレーターに相談してください。同じ結果を再現できるよう、テスト時の印刷設定、用紙の製品名、連量(坪量)、紙目の向きをサンプルと一緒に記録しておきましょう。保管状態も重要です。RISOによると、機械の仕様内の用紙であっても、用紙の種類や保管環境によっては給紙トラブルが起こる可能性があるとされています。用紙は平らで乾燥した場所に保管し、保管場所と印刷場所の環境差が大きい場合は、包装紙に包んだまま部屋の温度・湿度になじませてから印刷してください。RISO CV1200 user guide

セクション 6

用紙選びの手順まとめ

まずは本文から決めましょう。75~90 gsm前後のコピー機対応用紙を選び、サンプルを印刷して折ってみます。次に、リソグラフの機種で通せる場合のみ、150~200 gsm前後の非塗工の表紙用紙を選びます。表紙が硬すぎる場合は、厚みを落としてください。紙目と給紙方向を確認し、完全なダミーを1冊組み立てた上で、本番用の用紙を注文する前にいずれかの用紙を微調整します。この手順を踏むことで、gsmという数値だけを鵜呑みにせず、実際の印刷機、折り、冊子の厚みに合わせた用紙選びができます。

最も適した用紙とは、両方の製造工程でスムーズに給紙でき、冊子に必要な折り目がきれいに作れる用紙です。控えめな厚みの非塗工表紙とコピー機に適した本文用紙は、最初の候補として理にかなっていますが、少量の校正テストを行ってこそ、その候補があなたのZINEにとって確実な選択肢となります。

セクション 7

参考文献・出典

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