大きな地図やリーフレットを小さなノートに収める方法
大きな地図やリーフレットを小さなノートに収め、なおかつ読みやすく保つには、まず広げた用紙とノートのサイズを測り、紙で折り方の模型(モックアップ)を作ります。ノートと接する部分は背表紙(ノド)から離し、折った用紙を貼り付けたままにするか、ポケットから取り出せるようにするかを決めましょう。原本に折り目をつけたり貼り付けたりする前に、モックアップを使って開閉を繰り返しテストしてください。
1. 用紙、ページ、綴じ代の余白を測る
地図を平らに広げ、見えていなければならない余白も含めて幅と高さを測ります。ノートのページサイズを測り、次にノートを開いた状態で綴じ部分(ノド)の横にどれだけのスペースがあるかを測ります。実際に使える領域はページそのものより狭い場合があります。背の近くまで届く折り目は、ページをめくる際に引っかかったり、波打ったり、引っ張られたりする原因になります。
また、折りたたんだ束の厚みも測定してください。何重にも折られた地図は、ノートの一部だけを他の部分よりはるかに分厚くしてしまうことがあります。アメリカ議会図書館では、折り込みの構造と厚みの相殺(コンペンセーション)について製本上の課題として説明しています。かさを増す方法によっては、隣り合うページに負荷をかけることがあります。個人のノートの場合、用紙が厚い場合や綴じが繊細な場合には、ノート全体に折りたたんだ厚みを無理に吸収させるのではなく、別個のポケットを活用するほうが適している理由がここにあります。アメリカ議会図書館『Atlas Binding Workshop』
原本を折る前に、いらない紙を広げた時と同じ寸法に切るか折るかして用意します。モックアップにノートのページ境界と背側の余白の印を付けます。このシンプルな型紙を使うことで、「収まるかどうか」の確認が容易になります。折った状態で、綴じ部分にかからず、表紙が膨らむこともなく、ページの縁の内側にきちんと収まる必要があります。
2. 読みたい情報に合わせて折り方を選ぶ
シンプルな1枚の紙であれば、既存の折り目でノートサイズに収まるならそれを活かします。用紙をいっぱいに広げ、どの面(パネル)の情報を一緒に見たいかを特定し、重要なエリアが外側に来るか、最初に開くようにそれらの面を折ります。役立つ折り方とは、すべての層を広げなくても目的のセクションが見られる折り方です。
活用できる既存の折り目がない場合は、まずページの高さに収まるように大きな面へと折り、残りの幅を蛇腹(アコーディオン)折りにします。モックアップを使って、何枚のパネルが必要かを確認してください。よくある格子状の折り方(グリッド折り)で収まると決めつけてはいけません。面の比率は実際の用紙とノートによって異なり、地図のラベルや凡例、キー情報が折り目の上にかかってしまうこともあります。レイアウトが許す限り、重要なテキストに新しい折り線が重ならないようにしましょう。
特殊な選択肢として、平行四辺形の連続した折り目システムである「ミウラ折り」があります。英国折り紙協会の解説によれば、その折り目は連動して動くため、角を引くだけで用紙を広げることができます。ただし、その折り目を正確に作るのは通常の折り方よりも複雑であるとも記されています。そのため、コンパクトに展開できることが最優先で、コピーなどで練習できる場合には選択肢となりますが、すべての地図にそのまま使える万能な方法ではありません。斜めの折り線が印刷された情報を横切ってしまう可能性があるからです。英国折り紙協会『The Miura-Ori map』
3. 開く順番を保つ
折り込みは、層が予測可能な順序で開くときに最も扱いやすくなります。いずれかの一辺を取り付け辺として決め、その辺に向かって順に折り戻していきます。取り付け部に最も近い面が最初に開くようにし、最も外側の面は最後に折ることで、用紙全体を手で支えなくても閲覧者がスムーズに開けるようにします。
両面印刷の地図の場合は、モックアップの上に面の順序を鉛筆で簡単にスケッチしておきます。それを何度か開け閉めしてみてください。裏面が内側を向いてしまったり、開く途中で地図の向きを変えなければならなかったりする場合は、原本を扱う前に順序を調整します。閲覧者がどこから開き始めればよいか分かるよう、小さな余白のタブや端が見えるようにしておくと親切です。ただし、ノートの表紙からはみ出すようなタブを付けるのは避けましょう。
4. ポケットか折り込み式の取り付けかを選ぶ
特定のページに固定したまま参照する必要がない地図なら、取り出し可能なポケットを使うのが通常は最も簡単な方法です。裏表紙の内側にポケットを付ければ、折った用紙を収めておき、必要なときは取り出して机の上に平らに広げることができます。ロードアイランド大学図書館の技術サービス手順書では、封筒から付録印刷物用のポケットを作成し、本の表紙に取り付ける方法が解説されています。個人のノートに応用する場合、取り入れるべきは「ポケット」というアイデアそのものであり、機関レベルの資材や接着指示をそのまま真似る必要はありません。ロードアイランド大学『Pockets for Supplementary Material』
特定の並び(見開き)から地図を直接広げたい場合は、用紙が外側に自由に開くように、別体の紙のヒンジ(継ぎ手)やガードに細い余白だけを貼り付けます。これは製本構造を実用的に応用したものであり、文化財保存レベルの修復ではないと考えてください。アメリカ議会図書館は歴史的な書籍においてガードに取り付けられた地図について解説しており、スミソニアン協会のアトラス製本に関する記録でも、ガードや折り込みの取り付け方が本の開き具合に影響することが述べられています。薄いノートでは、まず仮のモックアップを使い、ヒンジを背のすぐ隣に配置することは避けてください。スミソニアン学術協会ライブラリー&アーカイブズ『A Better Understanding of Atlas Bookbinding Techniques』
ノートや地図が貴重なもの、脆いもの、折り目で破れているもの、すでに壊れかけているものである場合は、接着剤を付けたり無理に新しい折り目を付けたりしないでください。用紙に直接触れないポケットが最も負荷の少ない方法ですが、繊細な原本に手を加える前に、紙の保存修復の専門家に相談することをおすすめします。また、ノートの製本自体にも限界があります。カナダ保存修復研究所は、本の構造上平らに開かないものを無理に平らにしてはならないと警告しています。カナダ保存修復研究所『Display Methods for Books』
5. 本番の前に開閉の繰り返しテストを行う
地図の代わりにモックアップをセットした状態で、ノートの中に配置するか、粘着力の弱い剥がせるテープなどでヒンジ部分のみを仮止めします。ノートを通常開くところまで開き、地図を広げ、再び折りたたんで表紙を閉じます。これを何度か繰り返し、以下の問題がないか確認してください。
折った束が背表紙を圧迫していたり、表紙からはみ出したりしていないか。
折り目がページの端に引っかかったり、閉じる途中で逆向きに折れ曲がったりしないか。
地図がヒンジ、ポケット、またはノートのページを引っ張っていないか。
閉じた状態で、ラベル、タイトル、凡例などの重要な情報が隠れてしまっていないか。
地図の厚みのせいで、ノートが無理なく閉じられなくなっていないか。
何か問題が見つかった場合は、折る順序を変える、取り付け部分の重なりを減らす、あるいは独立したポケットに変更してください。繰り返しの開閉テストは、収まり具合を確認するための現実的なチェックであり、長期的な耐久性を保証するものではありません。頻繁に扱う地図の場合は、開く手順がシンプルであること、そして読むときに用紙を支えて広げておける取り出し式の保管方法を優先しましょう。
6. 原本を慎重に折り、取り付ける
モックアップで問題がなければ、既存の折り目を無理に逆方向に折らないよう注意しながら、その折り順を原本に再現します。大きな折り目を1つずつ折り、端を揃え、各折り目を軽く押さえて整えます。紙が反発したり、ひびが入ったり、剥がれたり、折り目で裂け始めたりした場合は、すぐに作業を中止してください。英国折り紙協会は、従来の交差する折り線は折り目が合流する点に応力を集中させやすいと指摘しています。したがって、新しい折り目の交差点が密集するのを避けることは賢明な工夫ですが、最適な折り方は紙質や印刷レイアウトによって異なります。
折った束の収まり位置をしっかり確認してから、ポケットまたはヒンジをノートに取り付けます。ポケットの場合は、紙の端を擦らずに出し入れできるよう十分なゆとりを持たせます。折り込みにする場合は、地図をしっかり支えられる十分な幅の紙ヒンジを使用し、ページをめくる軌道に干渉しないようにします。地図の印刷面に普通のセロハンテープを貼ったり、脆い紙や貴重な紙に接着剤を使ったりすることは避けてください。
うまく完成した状態には、3つの特徴があります。折った地図がノートのサイズ内に収まっていること、用紙全体と格闘することなく目的の面を開けること、そして迷うことなく元のポケットや折り順に戻せることです。これらのうち1つでも満たせない場合は、ノートに本固定する前にモックアップを見直してください。
