SNSで他人と自分の人生を比べるのをやめる方法:興味や関心に合わせてフィードを整理する
SNSが他人の洗練された人生ばかりを表示してくるときは、何を見るか、そして自分の注意をどこに向けるかを変えてみましょう。まずはフィードに本当に表示させたいアカウントやトピックを特定し、度々比較の感情を引き起こす発信元をミュートまたはフォロー解除することから始めます。プラットフォームの設定機能を使っておすすめを調整し、スクロールをすっきりと切り上げるためのちょっとしたオフラインの予定を決めておきましょう。
そもそもSNSを何のために使いたいのかから始める
設定を変更する前に、それぞれのアプリを開く現実的な理由を言葉にしてみましょう。数人の友人の近況を知りたい、レシピを探したい、手芸やクラフトを学びたい、地元のイベントを追いたい、あるいは写真を楽しみたいといった目的があるかもしれません。2つか3つの興味・関心を分かりやすい言葉で書き出してみます。このリストが、どのアカウントやおすすめをフィードに残すべきかを判断する基準になります。
目的は、すべての投稿を役に立つものにすることや、余暇をプロジェクトに変えてしまうことではありません。フィードをより意図的なものにすることです。あるアカウントを見ることで、他人の住まいや旅行、容姿、キャリア、購入品にばかり定期的に気が向いてしまうなら、それが表示される頻度を減らすことができます。クリエイターが自分の好きなことや学びたいことを発信しているなら、フォローを続けましょう。この判断はあなた自身の閲覧の好みに基づくものであり、投稿している人への評価や批判ではありません。
スクロールの方向性を変えてしまう投稿に気づく
数日間、閲覧することが「自分で選んだ行動」だと感じられなくなる瞬間に注意を払ってみてください。他人の人生と自分の人生を比べ始める直前に、どのアカウント、トピック、またはおすすめが表示されましたか? それは、絶え間なく流れてくる住宅のリノベーションや旅行のハイライトといった特定の種類の投稿でしょうか、それとも特定のアカウントでしょうか?
その観察結果をもとに、状況に見合った調整を行いましょう。特定のアカウントが原因なら、ミュートするかフォローを解除します。繰り返し現れるトピックなら、プラットフォームに用意されているキーワードフィルターやおすすめの調整機能を利用します。アプリを開いて目に入ったものを何となく追ってしまうことが問題なら、利用可能であれば「フォロー中」や「お気に入り」の表示に切り替えるか、自分で選んだクリエイターやテーマを直接検索します。役立つ基本ルールは、自分から能動的に見に行く発信元を残し、何度もスクロールして読み飛ばしたり、見たことを後悔したりする発信元を減らすことです。
ミュート、フォロー解除、フィードの調整機能を意図的に使いこなす
フィードを調整するために、わざわざ宣言をする必要はありません。ミュートは、相手との関係性を表面的に変えることなく、特定のアカウントからの投稿を減らしたいときに便利です。そのアカウントの投稿を完全にフィードから外したい場合は、フォロー解除の方が直接的です。具体的なオプションやその名称はアプリによって異なり、変更されることもあるため、お使いのアプリの最新の設定を確認してください。
Instagramには「フォロー中」と「お気に入り」のフィード表示が用意されています。Metaの説明によると、「フォロー中」はフォローしているアカウントの投稿を時系列で表示し、「お気に入り」は選択したアカウントの投稿を時系列で表示します。アクセス方法や詳細はアプリのバージョンによって異なる場合があるため、すべての画面に必ず表示されていると思い込まず、アプリ内でフィードの切り替え設定を探してみてください。Meta: “Two New Ways to Control Your Instagram Feed”
TikTokで利用できるフィードツールには、「興味ありません」、トピックの好み、キーワードフィルター、「おすすめ」フィードの更新などがあります。TikTokによると、視聴、スキップ、いいね、シェアなどのインタラクションがおすすめに反映されるため、コンテンツを意図的に選択し、フィードバック機能を使うことは、好みを伝えるための合理的な方法です。更新機能を使用するとおすすめが変わり、フィードが再構成されるにつれて最初は人気コンテンツが表示されることがありますが、特定の長期的な結果を保証するものではありません。TikTok: “What is the For You feed?” および TikTok: “How TikTok recommends content”
YouTubeでは、おすすめに対して「興味なし」とマークしたり、「チャンネルをおすすめに表示しない」を選択したりできます。またヘルプページでは、再生履歴、検索履歴、チャンネル登録、高く評価した動画がおすすめに影響を与える可能性があると説明されています。一度限りの理由で視聴したテーマがホーム画面に表示されている場合は、関連する履歴を確認または削除できます。YouTubeでは、これらの視聴履歴が今後のおすすめに影響を与えたくない場合、再生履歴を一時停止できるとしています。YouTube ヘルプ: “Manage your recommendations & search results” および YouTube ヘルプ: “How YouTube recommendations work”
架空の理想的なフィードではなく、自分の興味をフォローする
自分の興味に合わせて整理されたフィードであっても、完璧ではないことがあります。おすすめには馴染みのないコンテンツや流行のコンテンツが含まれることもありますし、好きなトピックであっても他人との比較を誘発するような投稿が紛れ込むこともあります。各種設定機能は、あくまで選択を行うための手段であり、すべての投稿が自分に合うようになる保証ではないと捉えておきましょう。
シンプルで具体的なフォローリストを作ってみてください。たとえば、料理が好きなら、実際に作ってみたいレシピを紹介しているいくつかのアカウントと、コツや技術を解説してくれる1〜2つの発信元をフォローします。散歩が好きなら、地元のウォーキングコースや自然に関するアカウントを探してみましょう。友人の近況を把握したい場合は、その機能があるプラットフォームなら、近況を知りたい大切な人を「お気に入り」に入れます。フィードが次に見せてくるものだけに頼るのではなく、こうした興味のあるものを意図的に検索してみましょう。
また、憧れるコンテンツと、自分が真似したいコンテンツを切り離して考えることも役立ちます。自分自身でリノベーションをしたいと思っていなくても、誰かの凝った家の改装を見て楽しむことはできます。写真や旅行先を素敵だと鑑賞しつつも、それを自分の個人的な目標にする必要はないと判断することも可能です。もしあるアカウントがその境界線を何度も曖昧にしてくるようであればミュートし、好みが変わったときに改めて見直してみましょう。
スクロールに明確な終わりを作る
フィードの設定は表示されるものをコントロールしますが、ちょっとしたオフラインの予定はスクロールをやめる理由を与えてくれます。アプリを開く前に、その後にする行動をひとつ決めておきましょう。お茶を淹れる、植物に水をやる、短い散歩をする、本を数ページ読む、簡単な料理を作る、あるいは友人にメッセージを送るなどです。使える時間に見合っており、それ自体を楽しめるものを選んでみてください。
日常的なきっかけと結びつけることで、切り替えを具体的にすることができます。メッセージを確認したらスマホを置いて夕食の準備を始める、レシピを調べたら材料をひとつ買いに行くか下ごしらえをする、友人の投稿を何件か見たら外に出て少し散歩をする、といった具合です。これらはあくまで例であり、生産性を高めるためのノルマではありません。この行動が重要なのは、自分自身の一日の中で、自ら選んだものへと意識を戻してくれるからです。
無意識にアプリを開いてしまっていると気づいたら、少し立ち止まる間を置いてみましょう。「何を見に来たのか」を自問し、そのアカウントやメッセージ、トピックに直接アクセスします。用件が済んだらアプリを閉じます。目的もなく開いてしまう原因になっているなら、ホーム画面からアプリを移動させたり、必須ではない通知をオフにしたりすることも有効です。自分の生活リズムにどの選択肢が合っているかを見極められるよう、調整は一度にひとつずつ行いましょう。
フィードを見直し、再び微調整する
1〜2週間経ったら、自ら進んで見に行ったアカウント、非表示にしたおすすめ、そして依然として意識を奪われてしまう投稿に注目してみましょう。楽しめているコンテンツを見つけるのに役立っている設定はそのまま維持します。合わなくなった発信元はミュートやフォロー解除をし、トピックやキーワードの設定を更新し、新しいアカウントを追加するのは言葉にして説明できる興味・関心に合致する場合のみに限定します。
完璧に整えられたフィードを目指す必要はありません。ソーシャルアプリは、フォロー中のアカウントとおすすめコンテンツを様々な形で組み合わせており、その調整機能もそれぞれ異なります。実践的な目安はもっとシンプルです。アプリを開いた目的のものをより簡単に見つけられるようになっているか、そして別のことを始める準備ができたときにすんなりと離れられるかどうかです。もしそうでないなら、繰り返し表示される発信元を1つ削除する、フィードの表示方法を切り替える、あるいは次にスクロールを始める前にオフラインの予定を決めておくなど、次に起こす変化は小さく、目に見えるものにしてみましょう。
