手帳やジャーナルには、文章・イラスト・計画をどれくらいの割合で書くべきか?
手帳にそれぞれをどれくらい書くべきか迷っているなら、3つのシンプルなフォーマットを2週間試し、簡単な検索テストで比較してみてください。目的は、毎ページを埋め尽くすことや決まった比率に従うことではなく、大切なことを記録し、後から見返せる再現可能な組み合わせを見つけることです。以下で紹介する実験は、編集部による意思決定の目安であり、学術的な研究や効果を保証するものではありません。
まずは各フォーマットが果たすべき役割から考える
文章は、会話、アイデア、一連の出来事など、意味が詳細に依存する場合に適しています。イラストは、言葉で説明すると時間がかかる形やレイアウト、視覚的なディテールを捉えることができます。計画は、次のアクション、日付、リマインダーが重要なときに役立ちます。これらはフォーマットを選ぶための実用的な判断基準であり、どれか1つの形式が本質的に優れていると主張するものではありません。
バレットジャーナルの公式ガイドでは、「ラピッドロギング(Rapid Logging)」を、短い記述と記号を使ってタスク、イベント、メモを記録する方法として説明しています。これは、すべての手帳ページで同じレイアウトを強制することなく、言葉を簡潔に保ち、行動を可視化するための有用なモデルとなります(Bullet Journal: What Is Rapid Logging?)。また、オレゴン州立大学エクステンションのネイチャージャーナル(自然観察記録)ガイドでは、観察結果を文章で書いても絵で描いてもよいと明記されています。この出典は自然に関するものなので、個人の手帳に応用することは編集上のアレンジですが、実用的なポイントは「後から見返したい詳細を記録できる形式を選ぶ」という点にあります。
3つのフォーマットで2週間の実験を行う
14日間、1冊のノートや手帳を使用します。実際の出来事、思い浮かんだアイデア、または近日中のタスクについて、1日につき短い記録を1つ書きます。比較しやすくするために、できる限りテーマとおおよその分量を揃えてください。実験中は、ページを飾ったり書き直したりすることに時間をかけないようにしましょう。
以下のフォーマットを、曜日が偏らないようにローテーションしながら試してみてください。
スケジュールの一例として、1日目、4日目、7日目、10日目、13日目は「文章中心」、2日目、5日目、8日目、11日目、14日目は「イラスト中心」、3日目、6日目、9日目、12日目は「計画中心」とする方法があります。これにより、2週間のうちに各フォーマットを何度か試すことができます。このスケジュールはあくまで一例であり、厳格な研究プロトコルではありません。その日のタスクが明らかに別のフォーマットに適している場合は、無理に合わない形式に押し込めるのではなく、その形式を使って理由をメモしておきましょう。
書き終えるたびに、「書きやすかったか?」「後で見つけやすいか?」の2点を素早く判定します。それぞれ1(あまりそう思わない)から5(とてもそう思う)で評価してください。「書きやすさ」は、大きな負担なく記録できたかを意味します。「見つけやすさ」は、必要なときにその有用な詳細情報を見つけ出せるイメージが湧くかを意味します。ページを作るのは楽しくても検索しにくかったり、ざっと見やすいけれど後から見返すと情報が少なすぎたりすることもあるため、この2つの評価は分けて記録してください。
組み合わせを決める前に、簡単な検索テストを行う
14日目に、記録した情報に関する具体的な質問を3つ設定します(例:「調べようと思っていた本は何だったか?」「サムに電話する予定は何曜日だったか?」「スケッチしたルートはどんな形だったか?」など)。可能であれば、フォーマットごとに1つずつ質問を用意してください。事前にページを読み返してはいけません。1問につき最大2分の制限時間を設けて手帳から答えを探し、その記述に質問へ答えるための十分な詳細が含まれているかを確認します。
質問ごとに、「その記述を見つけられたかどうか」と「どれくらい時間がかかったか」の2つの結果を記録します。これはノート内の情報を探す実用的なテストであり、記憶力のテストや学習の度合いを測るものではありません。公式のバレットジャーナルでは、「インデックス」によってトピックとページ番号を紐付け、後から記述を見つけられるようにしています。検索に手間取った場合は、インデックスを作ったり、日付をより明確に書いたり、短いキャプションを添えたりすることが役立つかもしれません。また、検索できなかったということは、残したかった情報が十分に記録されていなかった可能性も示しています。全体的な結論を急ぐ前に、まずは書き方のフォーマットを見直してみましょう。
具体例
たとえば、あなたの3つの質問が「次回のミーティングで何を聞きたかったか?」「そのカフェについて何を覚えておきたかったか?」「下書きはいつ送る予定だったか?」だったとします。ミーティングの質問は文章中心のメモから35秒で見つかり、カフェはイラストのキャプションから20秒で判別でき、送信日は計画中心のリストから10秒で特定できました。この小さな例からは、日付を伴うアクションには計画が最も適しており、キャプションを付けることでイラストも検索しやすくなることがうかがえます。ただし、これがすべてのトピックで常に最適であると証明されたわけではありません。ご自身の日常で重要な情報を使って、このテストを繰り返してみてください。
結果をもとに、自分に合った比率を見つける
14日分の記録、評価、そして検索テストの結果を見渡してみましょう。最も書きやすく、かつ重要な情報をしっかり引き出せたと感じたフォーマットを、基本の「デフォルト」として選びます。そして、それ以外のフォーマットも、より適した場面(文脈を残すなら文章、視覚的な詳細ならイラスト、日付付きのアクションなら計画)のために使えるようにしておきます。1行のラベルと1つの次のステップを添えた小さなスケッチのように、2つのフォーマットが同じタスクの異なる部分を補い合える場合は、混合形式を使っても構いません。
もし探しにくいフォーマットがあった場合は、まず小さな調整を試してみてください。日付を加える、キーワードを数語添える、行動の目印を明確にするなどです。その調整をさらに1週間試してみましょう。イラストに時間がかかりすぎると感じるなら、より小さくシンプルに描くようにします。計画に文脈が足りないなら、一文付け足します。文章をざっと読むのに時間がかかるなら、見出しや日付から書き始めます。これらは実験から導き出された実践的な調整法であり、保証された正解ではありません。
結果として導き出されたものが、固定のパーセンテージになる必要はありません。振り返りが多い週は文章を中心にし、忙しい時期は計画を中心にし、日々の記録ごとに柔軟に混ぜ合わせる、というのが現実的に機能する「比率」です。残しておきたい、そして後から見返せる情報の種類に合ったバランスを選んでください。この2週間のテストは、確かな出発点となります。ニーズが変わったかどうかは、また後で確認すればよいのです。
