Metlivi ブログ

録音日時を保持しながら音声日記のオーディオをエクスポートする方法

録音日時を見失わずに音声日記をエクスポートするには、レコーダーのオリジナルファイルを分かりやすい名前のコンピュータフォルダーにコピーし、元のファイル名と形式を維持した上で、判明している日付を別途記録します。ここで4つの日付を明確に区別しておく必要があります。「録音日時(および語られている出来事の日付)」、「オーディオファイルに埋め込まれたメタデータの日時」、「コンピュータ上の作成日時・更新日時」、そして「エクスポートした日時」です。これらはそれぞれ異なる対象を示しており、コンピュータのタイムスタンプ単体ではレコーダーがいつ音声を収録したかを証明することはできません。

2026年9月29日4分で読めます日常の美意識と自己表現Metlivi Editorial Team
セクション 1

コピーする前にレコーダーの時計を確認する

日記がまだレコーダー内にある場合は、まず本体に表示されている日付と時刻を確認してください。Sony ICD-PX370のマニュアルでは、録音前に時計を設定するよう指示されています。また、電池を外したり交換したりした後に日時設定画面が再表示されることや、表示されている以前の時刻の修正が必要になる場合があることにも言及されています。このことはデバイスの内蔵時計の正確性がいかに重要であるかを示していますが、その手順やリセット時の動作は機種によって異なります。お使いの機種の取扱説明書を確認し、今後の録音に向けて時計を修正しておきましょう。ただし、今時計を変更しても、過去に録音したファイルの収録日時を証明したり修正したりすることはできません。([Sony ICD-PX370: 時計を設定する](https://helpguide.sony.net/icd/p37/v1/en/contents/TP0001155434.html))

セクション 2

オリジナルファイルをそのままコピーして残す

取扱説明書に従ってレコーダーを接続し、録音ファイルまたはそれを含むフォルダーをコンピュータのフォルダーにコピーします。Sony ICD-PX370の転送手順では、レコーダーのストレージからローカルディスクにファイルやフォルダーをコピーし、その後にデバイスの接続を解除するよう説明されています。内蔵ストレージやメモリーカードの認識方法はレコーダーによって異なるため、お使いのモデルに合った手順に従ってください。([Sony ICD-PX370: ファイルをパソコンにコピーする](https://helpguide.sony.net/icd/p37/v1/en/contents/TP0001272016.html))

保存先フォルダーには、後から検索しやすいように `Voice diary/2026/2026-09-29 – 朝の散歩` といった名前を付けます。ただし、フォルダー名に日付を含めるのは、その日付に確固たる根拠がある場合だけにしてください。コピーしたファイルでもレコーダー本来のファイル名はそのまま維持します。出来事の日付が不確かな場合は、推測で決めつけず `date-unknown`(日付不明)や把握できている期間などの中立的な表記を使用しましょう。簡単なテキストファイルやスプレッドシートのログを用意し、元のファイル名、判明している出来事の日付、その日付の根拠、エクスポート日を記録しておくと便利です。

セクション 3

4種類の日時を区別して管理する

**録音日時**とは、実際に音声が収録された時点のことです。過去の出来事について話している場合は、その出来事の日付を別途記録してください。当時の信頼できる日記のメモや、正しく設定されたレコーダーの時計がその根拠になります。**埋め込みメタデータ**は、そのフォーマットやレコーダーが対応している場合にファイル内部に保存される情報です。これらが存在するか、また何を意味するかは機器やファイル形式によって異なるため、オーディオファイルに信頼できる収録日時が必ず入っているとは思い込まないでください。**ファイルシステムの作成日時と更新日時**は、コンピュータ側のファイル記録情報です。Windowsの場合、Microsoftのドキュメントによれば、ファイルシステムはファイルの作成時や書き込み時にこれらの日時を記録し、その挙動や日時の扱いはファイルシステムによって異なるとされています。そのため、パソコン上の作成日時は「そのコピーが作成された日時」を示している可能性があり、更新日時は「ファイルの書き込み」に関係しています。いずれも元の録音日時を証明するものではありません。([Microsoft: File Times](https://learn.microsoft.com/en-us/windows/win32/sysinfo/file-times)) **エクスポート日時**は、録音データをパソコンへ転送した日時のことです。時刻が重要であればタイムゾーンも含めてログに記載しましょう。これを出来事の日付の代わりにしてはいけません。

タイムゾーンが不明な場合は、その曖昧さをそのまま残してください。「現地時間、タイムゾーン不明」と記載するか、確証が持てるのが日付だけなら日付のみを記録します。曖昧な時計の表示を無理に正確なUTC(協定世界時)のタイムスタンプへと変換してはいけません。確認できたレコーダーやコンピュータのオリジナルのタイムスタンプはそのまま残し、レコーダーの時計がずれていたことが分かっている場合は別途注釈を添えておきましょう。

セクション 4

マスターを保存し、試聴用コピーは別に作成する

レコーダーからコピーしたファイルは「マスター(原本)」として扱い、直接編集したり上書き変換したりしないでください。米国国立公文書記録管理局(NARA)のオーディオガイダンスでは、後からの特定を容易にするために、デジタルファイルの整理、メタデータのタグ付けや埋め込み、構造化されたディレクトリの利用、そして日付や出来事を用いたディレクトリの命名を推奨しています。([NARA: Ensuring Digital Files Will Be Usable in the Future](https://www.archives.gov/preservation/formats/audio-future-usability.html))

ファイルの再生が不便な形式である場合は、元の形式に対応したソフトウェアを使い、別途「試聴用コピー」を作成してください。派生版であることが分かるラベルを付け、変換日時とフォーマットをメモし、マスターと並べて、またはリンクさせて保管します(例: オリジナルの `REC_0042.mp3` と、別ラベルを付けた試聴用コピー)。変換ソフトがどのメタデータを引き継ぐかを確認しておきましょう。保存用のマスターがあることで、いつでもレコーダーからエクスポートした元の状態に戻すことができます。コピー側で再生確認を行い、両方のファイルを保管してください。

セクション 5

レコーダー内のデータを消去する前に結果を確認する

最も古い記録や最も重要なエントリーを含め、コピーしたファイルをいくつか開いて正常に再生できるか確認します。ファイル名とファイル数がレコーダー内のフォルダーと一致しているかを比較し、オリジナルと派生ファイルがログで明確に識別されているかも確認してください。また、別の場所にもうひとつのバックアップを保管しましょう。NARAでは、異なるメディアへの複数コピーの保存と定期的なデータのリフレッシュを推奨しています。数個のファイルが再生できたからといって、すべてのファイルが欠損なく転送されたとは限りません。転送の完全性と独立したバックアップが必要なレベルで確認できるまでは、レコーダー内の原本を消去せずに残しておきましょう。コピーしたからといって、すぐにレコーダーを空にする必要はありません。([NARA: Ensuring Digital Files Will Be Usable in the Future](https://www.archives.gov/preservation/formats/audio-future-usability.html))

関連記事

このテーマをさらに見る